日本で初めて自然農法登録された、完全無農薬の
沖縄産極上マンゴー
化学肥料・除草剤・消毒剤を一切使わない、完全無農薬マンゴー
トロピカルフルーツの代表格・マンゴーは果物の女王と呼ばれ、世界中で食されている。マンゴーといえば宮崎県のイメージが強いが、生産量第1位は沖縄県で、国内シェアのほぼ半分を占める。
沖縄県では明治30年に農業試験場で栽培され、主に露地栽培された。開花の時期が梅雨にあたるため結実しにくかったが、その後、ハウス栽培技術の普及で安定して生産されるようになった。日本で最もポピュラーな品種は、アップルマンゴー(アーウィン種)だ。
マンゴーは減農薬で栽培することが難しい作物で、沖縄県の農薬使用基準は23回(平成29年1月現在)である。そんな状況のなか、沖縄本島の最南端に位置する自然豊かな糸満市で、沖縄マンゴー生産研究会の大城新栄さんは、化学肥料・除草剤・消毒剤を一切使わず、高い技術力で完全無農薬マンゴーを丹精込めて育て続けている。
今年の完全無農薬マンゴーは量が少なくなります。
今年はアップルマンゴーのハウス7棟のうち4棟がほぼ全滅で、ほとんど実がついていない。約30年やっているが、こんなことは初めてだと言う。周りも同じような状況で、「1年くらいは飯食わないで我慢しよう」と、冗談で言い合っるくらいだ。
「有機自然栽培に切り替えて苦労は感じません。喜ばしいのは、アザミウマという虫が原因で発生する病気が草生栽培でなくなったことです。農薬を使っているときは木の調子も良くなかった。化学肥料で作物を大きくできても、えぐみがあって、食べたらすぐわかります。」と大城さんは話す。
沖縄マンゴー生産研究所のマンゴーは完熟したモノを送るのがこだわりです。
アップルマンゴーの収穫は7月中旬くらいから始まります。農協は八分熟で収穫しますが、まだちょっと堅さがあります。我々は完熟まで待って、収穫した日か翌朝に発送するので、届いたらすぐにおいしく食べられます。ブルームという薄い白い粉がうっすら果皮に付いて少し毛羽立っているのが新鮮な証拠で、最高の状態です。妻の94歳になる母は収穫を楽しみに手伝いに来てくれます。
糖度は15度以上あれば十分で、17度ぐらいがベストです。糖度23〜27度の品種も作っていますが、甘すぎて酸味がないと、おいしくありません。
わたしたちの情熱的マンゴー、是非ご賞味ください!
甘くておいしいマンゴー。生果でたべるものおいしいですが、簡単でみんなが大好きなマンゴープリンを作ってみませんか? 夏のおもてなしにも最適です!
■材料(プリン型4個分)
アップルマンゴー・・・・・・・300g
粉ゼラチン・・・・・・・・・・5g
水・・・・・・・・・・・・・・1/4カップ
オレンジ果汁・・・・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・・・・・・・20g
生クリーム・・・・・・・・・・大さじ2
ミント・・・・・・・・・・・・適量
<A>
ココナッツミルク・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・・・・・・大さじ1/2
① マンゴーは皮と種を取り、果肉はミキサ ーでピューレにします。
② 水に粉ゼラチンをふり入れてふやかし、湯煎にかけて溶かします。
③ ①にオレンジ果汁・②・砂糖を加え混ぜ、砂糖が溶けたら生クリームを混ぜます。
④ ③を型に流して氷水に当てて冷やし固めます。冷やしたら型から抜いて器に盛り、ミントをあしらい<A>を添えます。
調理のポイント
マンゴーには繊維があるので、ミキサーにかけます。甘さと酸味のバランスがおいしさのポイント。オレンジジュースを隠し味に使います。
料理研究家
林幸子先生
料理研究家、フード・コーディネーター。栄養士、ソバリエルシック、日本茶アドバイザー、雑穀エキスパート。『アトリエ・グー』主宰。